50回 小松原湿原 2015731日~82日 男性2人 企画:鈴木

 

小松原湿原 企画:鈴木郭之

日程:7月31日(夜)~8月2日

交通手段:車 

参加者:齊藤・鈴木

齊藤

平家の小松の大臣で有名な平重盛が、この湿原に魅せられて居住した、との伝説から名付けられたという

小松原湿原。その名にたがわず秘境で、コースは昔の登山道のようだった。

何といっても足の便が悪い。登山ゲートまでの道の悪さと、登山口迄の2時間に及ぶ長い林道。

登山口からは即木道が続き、深い森に入る。

原生林の様な森には木道が敷き詰められているものの、濡れて苔むし、滑り易く、

また時には朽ちて足元は不安定、その上延びる枝には頭をぶつける。40分程で最初の湿原に出る。

誰一人いない湿原と池塘は尾瀬に劣らぬ風情だ、夏の強い日差しの中で、解放感にあふれていた。

湿原と森を交互に繰り返し高度を上げて、小屋に着く。何十年振りかの寝袋と自炊。

こんな時しか行けなかった山行きだった。もう一月早ければもっと花々が咲き乱れていただろうし、

あの森の様子では秋の紅葉も素晴らしいと思われる。まさに穴場のコースだ。